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田辺文学を読む会
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@ Eメールアドレスが変わります

  2012年6月から変わります。

読書会と講演会の参加申込みは sekoyomukai@gmail.com へ。
       




   お名前、ご連絡先(電話 or Eメールアドレス)と、「第 〇 回読書会 参加希望」或いは
     「第 〇 回講演会 参加希望」とご記入の上、お申し込みください。
   田辺聖子文学館設置の受付箱でもお申込みいただけます。

※ ご記入頂いた個人情報は、「田辺文学を読む会」の連絡以外に使用することはありません。

# by seiko_shoin | 2012-07-20 21:09 | 月例読書会 | Trackback | Comments(0)
会報 「 まいにちばらいろ 」第7号
会報第7号は、5月26日(土)の読書会でお配りします。
田辺聖子文学館入り口にも置いていますので、どうぞお手に取ってご覧ください。

◆ 6月30日(土)開催予定の講演会のお知らせを掲載しました。 ◆
# by seiko_shoin | 2012-05-26 01:01 | 会報 | Trackback | Comments(0)
踊る大阪弁!田辺聖子さん17歳の未発表原稿発見
読売新聞に続いて4月21日(土)の産経新聞にも田辺聖子さんの習作発見が報じられました。
記事の全文はこちらをご覧ください。
# by seiko_shoin | 2012-05-11 20:30 | ニュース | Trackback | Comments(0)
第8回 「 田辺文学を読む会 」 参加者募集中です
開催日時 : 平成24年5月26日(土) 13時~14時30分
会   場 : 大阪樟蔭女子大 小阪キャンパス 図書館3階 視聴覚室

第二回読書会で取り上げて好評だった『言い寄る』を更に深く読み進めて行きます。
読書会会場は、こちら 視聴覚教室
読書会へのご参加は、こちら 申込方法

読書会の参加は無料ですが、中学生以上の方に限らせていただきます。
会場に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。
  最寄駅:近鉄奈良線 河内小阪駅・河内永和駅 徒歩5分
なお、保育施設はありませんので幼児のご同行はご遠慮ください。


# by seiko_shoin | 2012-04-25 14:43 | 月例読書会 | Trackback | Comments(0)
第7回 読書会 『 古典の森へ 』
田辺聖子さんの古典への手引書『古典の森へ』の二回目です。

ずっと続けて参加してくれていたNさんが、今日は急用で欠席です。連絡のメールにこんなメッセージが添えられていました。
「21日都合が悪くなりました。『舞え舞え蝸牛』読んで楽しみにしていましたが残念です。
阿漕と帯刀の心が通じ合ってる関係が好きです。
少将が姫の縫い物を手伝うところ、私もお裁縫好きなんですけど…。こんなことしてもらったらキュンてなりそうです。一貫して悲壮感のないところが好きです。
すみませんながながと来月よろしくお願いいたします。」
Nさんがお好きだというのはこんな場面です。
阿漕と帯刀の働きで落窪の元にひそかに右近の少将が通ってくるようになって、ある夜のことです。
北の方が今夜中にと急ぎの縫い物をドサドサと置いて行きます。手伝ってくれていた女房の少納言に用が出来て帰っていきます。
それまで隠れていた少将が几帳を押しのけ出てきてこう言います。「まあ、やらせてみなさい。腕っこきの職人ですよ、私は」落窪の仕事を手伝おうと言うのです。原典では「いみじきもの師ぞ、まろは」とあります。

そして、落窪と向かい合って布を引っ張ったり折り目を付けたりするのですが、この場面は恋人同士の甘やかな雰囲気がよく表れているし、頼れる人のできた落窪の喜びも感じられるところです。
でもまぁ、普段し慣れていないことをする男性方の手伝いは、足手まといになることが多いのです。右近の少将も「職人というには似合わしくない少将のようすだが、気を使いすぎてよけいなことをしたり、知ったかぶりのことをしてへまをする」のでした。
さて、本日取り上げた『古典の森へ』は、1983年から87年まで新聞に掲載されたものの総集編で、古典に関する田辺さんのお話がまとめられています。
田辺さんはこれ以前に古典の案内書の『文車日記』を書いていますが、こちらは多岐にわたる内容で、ご自身「気負いがあった」と言っています。
比べて、『古典の森へ』は、対象を絞りじっくりと日常に取り込んだお喋りとのこと。

解説の氷室冴子さんは、「田辺さんの古典へのお誘いは、古典が古典だからいいのだ、スバラシイのだという権威を背にしたものでなく、それがおもしろい小説だから、とっても素敵な物語だから、気持ちのいい文章だからいいのだという、読者の立場にたった、お誘いなのだ」と書いています。
話し言葉なので気軽に読めるのも魅力です。今日はその中から「日本のシンデレラ 落窪の姫」の章を読みました。
まず、主な登場人物のプロフィールを読みました。
主人公の落窪姫は無垢純真で控えめで、そして美人で賢い娘です。男性から見た女性の理想像ですが、『舞え舞え蝸牛』第1章の落窪と阿漕の会話にもその人柄がよく表れています。

また、落窪姫第一に思う阿漕のきびきびとした様子や気働き、北の方への対応に往時の読者はエールを送ったに違いありません。恋のキューピットの役回りの阿漕とその恋人の帯刀。そのいきいきと魅力的な様子も『舞え舞え・・・』を参照しました。

さて、中納言家の石山詣の段。いよいよ恋のチャンス到来です。
置いてけぼりの落窪の元に帯刀の手引きで突然忍んできた少将。目の前にいたのは単衣もなく継のあたった袿だけを着てあらわになる肌を隠そうとする落窪姫でした。姫はもうただみすぼらしい身なりを見られた恥ずかしさに汗びっしょりになっています。
このちょっとした描写を田辺さんは「女の心理、ちゃんと知ってて描いている」と、原典『落窪物語』が女性作家の作品である可能性を言っています。
これから様々なハプニングがあって落窪姫の結婚から栄華へと物語はハッピーエンドに向かいます。
参加者の殆どがすでに『舞え舞え蝸牛』を読んでいたので、読書会が終わっても皆さんまだまだ言い足りない感じで、こんな話がされました。
◎ 継子いじめは古典の中で、素朴で原始的な発想で分かり易いテーマで、これが『落窪物語』の大衆受けした理由。
◎ 主人公が、悲しい境遇に落とされた心優しく美しい姫という設定で、善は栄え悪はその報いを受けるという分かり易い筋書きが大衆に受けた。
◎ 窪姫にいじめられる原因は何もないから北の方が性格の悪さが際立っている。
◎ 身分、能力、姿ともに優れて非の打ちどころのない右近の少将が、落窪姫一人を妻として他の女性に目もくれないのは、女性読者の理想の男性であり、理想の結婚であった。
◎ 名門の出の妻を持ちなさいと言う乳母に「落窪にもあれ、上り窪にもあれ、忘れじと思はむをば、いかがはせむ」と啖呵を切るところ、ちょっと世間知らずな若君だけれど、まことにかっこいい。
◎ 『落窪』は紫式部も読んだのではないだろうか。忍んできた右近の少将が落窪の袿ごと髪を絡めて動けなくする場面に源氏物語の藤壺が重なるし、帯刀が預かった姫の手紙が北の方の手に落ちるのが柏木の手紙に重なるようで。

『古典の森へ』には『古事記』や『かぐや姫』、『源氏物語』『平家物語』、『奥の細道』など時代もジャンルも様々な古典作品が取り上げられています。田辺文学を読む会では、本書を元に田辺聖子さんの翻案小説のいくつかを読んで行きます。小説の中で「ここが面白い」という場面に出会えたら、ぜひ原典を読んでいただき、田辺さんが言う「古典の呼吸」を味わっていただきたいと思います。

樟蔭女子大学図書館は、市民の方々に解放されています。簡単な手続きで、図書の閲覧と貸し出しのサービスを受けることができます。詳しくは図書館カウンターでおたずね下さい。

『古典の森へ』 2008年年12月7日 第7刷 集英社文庫
# by seiko_shoin | 2012-04-25 13:55 | 月例読書会 | Trackback | Comments(0)
会報 「 まいにちばらいろ 」第5号・第6号
読書会のトピックや、テーマに関するエッセイに古典豆知識。小さな紙面に田辺文学のエッセンスを凝縮してお届けします。
ただ今、田辺聖子文学館i入り口に第5号と6号を置いています。枚数に限りがありますのでどうぞお早めに。
# by seiko_shoin | 2012-04-21 23:17 | 会報 | Trackback | Comments(0)
平成24年度上半期の読書会の予定
 
  開催日                   内   容
4月21日(通算第7回)    読書会 『古典の森へ』から『舞え舞え蝸牛』を読む
5月26日(   第8回)    読書会・座談会 『言い寄る』- 第2回 ここが面白い!
6月30日(   第9回)    講演会 「周子先生の古典ミニ講座-その2」
7月28日(   第10回)   講演会 「居ながららにして田辺聖子さん誕生の地 福島を巡る」
8月25日(   第11回)   座談会 「私の好きな田辺聖子作品」(参加者のお気に入り作品から)
9月29日(   第12回)   読書会 『春情蛸の足』を読む

6月は、第5土曜日です、ご注意ください。
8月は、読書会に参加して下さる皆さんからお気に入りの田辺作品を紹介してもらいます。
     取り上げていただく作品は、小説、エッセイ、評伝、古典に関するもの等々。あなたの「一番」を
     ご披露ください。
     お申し込みは、5月の読書会で。

※ 開催日と内容は変更される場合があります。
   変更は当ブログと田辺聖子文学館に掲示します。

# by seiko_shoin | 2012-04-20 22:45 | 月例読書会 | Trackback | Comments(0)

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